2009-04-08 第171回国会 衆議院 外務委員会 第7号
こういうことで、霞が関、外交というのはいいんでしょうか。大臣、どうですか。
こういうことで、霞が関、外交というのはいいんでしょうか。大臣、どうですか。
今でも例えば官邸外交なんという、外務大臣は外務省に外交ありと、官邸になしと、官邸外交なんというのはマスコミ用語だと、野党用語だとおっしゃりたいかもしれぬが、今でさえ官邸外交と、霞が関外交というふうにともすれば言われがちな現実の中にあって、こんな機構はそれこそ禍根を残すと思うから申し上げているわけであります。その部分については答弁は要りません。
だから、具体的に伊藤さんからは霞が関外交、日ソ外交について霞が関から欠落をしているもの、具体的に。例えば信頼醸成措置を聞いても全く欧亜局長なんか関心ありませんよ。実現不可能、だめ、こう非常にはっきりしている。対ソ外交に欠落しているもの何でしょうね。
申し上げておきたいことは、どうも最近の外交展開の中に官邸外交というのが牢固としてあり、そして在来の霞が関外交がもちろんある。非常にしっくりかみ合っていけばパワーになりますけれども、乖離して働くとマイナスを透発しかねない。
○国務大臣(安倍晋太郎君) 外交は一元的でなきゃなりませんし、これまで私が外務大臣に就任して以来、外交面につきましては、私は官邸外交とか霞が関外交とか言われるんじゃなくて一体でやってきたと、こういうふうに思っております。いよいよこれから対話を含めた対ソ外交を進めていこうという段階ですが、政府といいますか、外交は一元という形でこれを進めないといけないと思います。
いま後段のところで外務省の発言、霞が関外交について御指摘がございましたけれども、これはたとえば防衛問題につきまして、日本の外交の中で密接不可分な一部であることは否定できません。
もちろん、これは一般的にはそれぞれの省の性格、重要性、そして現状ということで決められるべきものであろうと思いますけれども、同時に私自身のこういう問題と関連しての感じでは、最近の霞が関外交というものが、金大中事件を見てもあるいは最近におきますホルムズ湾の問題に関連する経費負担とかいうようなことで、外務省関係の任務からいってあれは北米局長が答えるべきポストにおるのかどうか知りませんけれども、そのケースによって
大臣に申し上げたいことは、今日憂慮すべきことは、いわゆる霞が関外交と称して、国民と隔絶しておることを理解せずに独善にふける外務省官僚陣の態度ではないかと思います。牛場発言もそのような背景によるものと思います。どうかひとつ大平外務大臣は、このような外務省長年の積弊に対して、勇断をもって刷新をしていただかなくてはならぬと思います。このことを特に申し上げておきます。
まず、この見出しは、「大石長官“霞が関外交”を批判」「意思の疎通欠く」「“環境会議招致”などで」ということで、「外務省の次官、局長をはじめとする首脳部は国際間の情勢を十分掌握するようにすべきだ。今のように現実の国際意識のない事務的な外交では、日本の外交は立ち遅れるばかりだ」と述べた。」とあり、そして、 大石長官の発言要旨次の通り。
しかし、ややもいたしますと、霞が関外交という名で象徴されますような国民と遊離した外交が行なわれてたんじゃないかという点、私どものような立場にある国会の議員であります者も含めまして反省しなければならぬと思う。国民的な支持、国民的なバックがなければ日本の外交は推進することができない、外務大臣がおっしゃったとおりでございます。
元来、霞が関外交官群は、総じて反共、反アジア、欧米一辺倒の上に、宮廷秘密外交の弊風にならされており、しかも北澤君は、吉田学校の門下として、権力主義の悪い思想に毒されてまいりました。したがって、彼はみずから議席を持ちながらも議会を軽視し、議会をして行政府に奉仕せしめようとする意をあらわして、その言動を常に行なう傾向を示してまいりました。